【健康】【妊活】「慢性炎症」がさまざまな疾患のもとになる!?
おはようございます。
院長のさとるです。
今日は、令和6年1月26日 金曜日です。
今朝は寒さが少し和らいで、布団から出やすかったですね。(笑)
先日、こんな嬉しい報告をいただきました。
「今年は、手足のしもやけが出てないです^^」
この方は、子供の時からずっと、寒い冬になると手足のしもやけで辛い思いをされてきました。
ご本人にとっては、毎年、辛い季節が来た😢ということで、何とかしたい!という想いをずっと持っておられました。
そこで基礎体温を上げることと、手足の毛細血管の血流を良くすることを課題として、これまで週に一回の鍼灸治療をし、ご本人も食事や栄養に気を付け、自宅でお灸をしたりして、これまでコツコツと治療をしてきました。
その結果が出た!感じです^^
今日はこの「しもやけ」からお話ししたいと思います。^^
この状態はいわゆる「炎症」です。
炎症について理解することは、私たちの健康に深い影響を与えます。
そもそも「炎症」は、身体が外部からの侵害に対抗し、損傷を修復するための自然なプロセスです。
急性炎症は一般的には短期的であり、局所的な症状として「発赤」、「発熱」、「腫れ」、「疼痛」が見られます。
これは身体が「感染」や「損傷」に対して防御反応や「治癒反応」を起こしている現象であり、必要な過程で起こります。
※しもやけは「損傷」への反応です。
「炎症」の主徴であるこれらの症状は、急性状態で発現し、その後は効果的に引いていくことがほとんどです。
※だから、しもやけは気温が上がれば引いていきます。
他にも、捻挫をした場合、患部は赤く腫れ、熱を持ち、痛みます。
同様に、虫刺されによる「炎症」も痒みや局所的な温かさを伴います。
これらの症状は、自己免疫システムが外部からの刺激に対して反応していることを示しています。
しかしながら、この炎症が慢性的に続くと、これが健康に対して問題を引き起こすことに繋がります。
「慢性炎症」は、「急性炎症」の原因を除去できなかったり、免疫系のバランスが崩れたりすることで発生します。
この際、免疫系は自身の組織を攻撃し、結果として健康な組織や臓器が損傷を受けることがあります。
「慢性炎症」は、その進行が途中で感じることなく、自覚症状がほとんどないのが特徴です。
この性質により、「炎症」が進行していることを自覚せず、深刻な損傷が発生することになります。
また、「慢性炎症」はさまざまな生活習慣病や老化に関連していることが明らかになっています。
肥満、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病、非アルコール性脂肪性肝炎、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、がん、関節リウマチ、乾癬、ハイマー型認知症、パーキンソン病、メタボリックシンドローム、生活習慣病などが「慢性炎症」と関連しているとされています。
これらの病気は、「慢性炎症」によって引き起こされた炎症性プロセスが原因となることが指摘されています。
先ほど話したように、問題なのが「慢性炎症」が進行しても自覚症状がほとんどないことです。
これが、患者さんが早い段階で対処することを難しくし、最終的には深刻な健康問題を引き起こす要因となります。
そうならないためにできることは、日ごろからの「予防」が重要です。
「慢性炎症」を起こさない生活習慣や食事、栄養補給が「慢性炎症」のリスクを減少します。
抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸の油などの食事は、慢性炎症を抑制し、健康を維持する上で重要な役割を果たしてくれます。
また、ウォーキングなどの適度な運動やストレス管理も慢性炎症の予防に効果的です。
もちろん鍼灸治療をおススメです。
※妊活においても「慢性炎症」を軽減することは重要になります。
慢性炎症について気になる方は施術の時に相談してくださいね。
ということで、
今日も楽しく健やかに参りましょう(^^♪
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