【痛み】【健康】なぜ、痛むのか?それが大切です!なぜ、治るのか?それが大切だ!
おはようございます。
院長のさとるです。
今日は、令和6年4月22日 月曜日です。
今朝は曇り空ですね。
お天気が崩れると、気分が少し下がったり、体のどこかが少し痛くなったり、体調が少し思わしくなかったりしがちです。
あなたはどうですか?
今日はカラダが治るということ、痛みが出るということをお話ししたいと思います。^^
私は、治療家になって約35年、鍼灸施術院を開院してから29年目になりますが、開院当初から痛みで困っている人に話しているフレーズがあります。それは、
なぜ、痛むのか?それが大切です!
このフレーズは、今でも痛みを改善するときの基本です。
私たちの感覚には、痛い、暑い、寒いという不快な感覚もあれば、心地いい、温かい、涼しいという快適な感覚もあります。
これらの感覚を見ると不快な感覚は、何とか早く無くしたいもので、逆に快適な感覚は、少しでも長くあってほしいものです。そうすると、痛みとは、身体が早く無くしたい、解決してほしいという訴えであり、身体が自分を守るために痛みという症状を出していることが分かります。
そして、同じころに思ったのが、
なぜ、治るのか?それが大切だ!
でした。^^
痛みには原因があります。そして、カラダがなかなか治らないのも原因があります。どうすれば痛みが楽になるのか?どうすればカラダが治るのか?
それには根本的なカラダのメカニズムを知ることが大切で、そうすることで痛みを緩和し、病気を改善する方向へ導くことができます。
そもそも痛みと治ることは関係が深く、痛みには大きく分けて2つのことから出ます。
それは守る反応と治す反応です。
実は、痛みはこの2つの反応でしか出ないと言っても過言ではありません。
私たちの体には、生命を継続するために、あらゆることから守るシステムが備わっていて、いつも発動されてれています。そのため、例えば、足元に何か尖ったものが落ちてた場合、それを足で踏みつけると痛っ!と素早く足をその尖ったものから遠ざけますよね。
この行為は、尖ったものを踏んだとき痛みを感じることによって、怪我をしないように身を守る行動です。また、強く踏んづけて怪我をしてしまった場合もさらに強い痛みが出ます。
この時の痛みは、身を守る反応と同時に傷口を治すために怪我を治す物質を運ぶためにプロスタグランジンという血流を良くする物質が体内で作られたことにより出ます。
※このプロスタグランジンは、血流を良くすると同時に腫れる、痛むと言う現象を伴うからです。
さらに、痛みの守るという反応には、からだの危険な状態を知らせるということもあります。だから、痛みがあるということは、カラダが悲鳴をあげている(>_<)という状態です。
このまま放っておくと危ないよ!
と教えてくれる警告です。もし、このカラダからのサインをそのままにしておくと、カラダが壊れてしまうリスクを大きくしてしまいます。
だから、痛みというのは、自分をのカラダを守るためにカラダの危険を察知して、危ないよ!教えてくれるサインであり、体が治る時に伴う、治してるよ!というサインでもあります。
ところでここまで読んで、そうだったんだ!と分かったけど、こんな疑問が出てきませんか?
怪我をしそうになってないし、怪我もしてないし、痛みが出るようなことが無いのに痛みを感じる時がある、いわば、そういう時の方が多いと・・・
そうです。その理由は、例えば疲労が蓄積してピークに達した時に、カラダはそれ以上疲労が溜まると体調が悪くなってしまう〜ということで、その状況からカラダを守るために痛みが出てきます。自分では、無理をしていないように思っていても、カラダからして見れば疲労の蓄積はちゃんと分かっています。だから、自覚していない疲労を痛みなどの症状として出して知らせてきてくれます。^^
次に、カラダが治るということをお話ししたいと思います。私たちの体には、自然治癒力といって自然に体を治癒(治す)システムが備わっていて、それによってカラダは治ります。
怪我をして血が出ても、自然治癒力が働いて血が止まり、傷口がだんだんと修復されて怪我が治っていきます。これは、怪我だけでなく、病気や体調不良なども同じです。
もし、病気が長く続いていて思うように病気が治らない、体調不良が長引いているなどがある時は、自然治癒力が低下していることが考えられます。
考えてみれば、10代20代の時は、不調が起きてもすぐに治っていたけど30代以上になると治りづらい時を感じることが出てきますね。私も同じです^^
だから、年を重ねれば重ねるほどこの自然治癒力を高めてあげることが必要です。
それでは、自然治癒力を高めるのは分かったけど、どうすればいいの?ということですが、その前になぜ自然治癒力が低下しているのか?ということが分からないといけません。^^
その原因は、いくつか重要なポイントがあるのですが、そのひとつとして、カラダが守るモードに偏り過ぎていること。
どういうことかというとカラダは守るモードになると体が固くなる、筋肉を縮めるという状態になります。
例えば、後ろでぴっくりするほどの大きな音が鳴るとすかさず身構えますよね。そのカラダの状態をみると守るモードとなって、筋肉が縮まって、カラダが固まってますね。
この状態と同じように、普段の日常での不安や心配などの精神的なストレスや肉体的な労働や睡眠不足、食べ過ぎや必要な栄養の不足などでの肉体的ストレスから自分を守るというモードになり、
その結果、筋肉が縮まり、固くなって肩こりや首のこりなどが起こり、血流障害や低体温などになり、自然治癒力が低下し、治るものも治らなくなってしまいます。
それでは、固くなった筋肉を揉んで治すといいのでは?
と思うかもしれません。が、実は、筋肉を揉んだり強く押したりするとその時は一時的に揉む、押すという物理的な刺激で楽になったように感じますが、結果、カラダは守る反応が働いて、さらに筋肉を縮めて固くなってしまいます。
※顔面神経麻痺などはさらに治りづらくなってしまいます。
それでは、どうすれば、縮まった筋肉が緩んで固くなった筋肉が柔らかくなり、体が守るモードから治るモードにすることができるのか?
それは、カラダに優しくアプローチして守る反応を解いてあげる。そうすることで、血流が改善されて体温が上がり、その結果、必要な栄養や酸素を体の細胞にしっかりと届けれられるようになります。すると、自然治癒力が働きやすくなり、さまざまな病気や体調不良、麻痺などが改善されやすくなります。
※自宅で自分でできる方法は、施術の時に聞いてくださいね。^^
ということで、
今日も楽しく健やかに参りましょう(^^♪
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