【健康】【妊活】今朝も「快腸」ですか?腸は一番初めに造られる!
おはようございます。
院長のさとるです。
今日は、令和6年3月14日 木曜日です。
今朝は少し寒かったですね。
みなさん、朝から快調(快腸)ですか?
先日、来院されている方から
朝起きてすぐに、お腹が空くようになりました(^^)/
という嬉しい報告を受けました。^^
この方は、朝起きてすぐにはお腹が空かず、仕事に出かけてから10時頃にやっとお腹が空いてくる生活を何年も過ごしていたそうです。
腸の状態が良くなかったのですね。^^
「腸」は私たちの身体の中で最も重要な器官の一つです。
みなさん、私たち人間は、1つの受精卵から、細胞分裂を繰り返して、胎児に育っていくわけですが、1番初めにどの部位ができるかご存知でしょうか?
心臓?
それとも脳?
実は腸が1番先に作られます。
初期においては、心臓や脳よりも先に形成され、その存在は生命の源と呼ぶにふさわしいものです。
腸は、小腸と大腸から構成され、全長は8~9メートルにも及び、表面積は1つのテニスコート以上に匹敵します。
このような巨大かつ複雑な器官が、体内に収まっていることに驚かされますね。
腸は、私たちの生命を維持するために不可欠な機能を果たしていて、胃から摂取した食物は小腸で消化され、その栄養分は小腸内壁から吸収されます。
吸収された栄養素は肝臓を経由して血液中に送られ、全身に供給され、生命活動に利用されます。
一方、大腸では水分やミネラルが吸収され、残りの食物のカスが便として排泄されます。
また、腸は免疫の要でもあり、体の免疫細胞の70%が集中しています。
口から侵入する病原体を攻撃し、便として排出することで体を守っています。
このように、腸は消化、吸収、排泄、免疫といった重要な役割を果たし、その健康状態は私たちの全体的な健康に密接に関連しています。
しかし、この腸内環境が悪化すると、便秘や下痢、アレルギー、肌荒れなどの不調が現れます。
そして、この状態が慢性化すると、潰瘍性大腸炎やクローン病、脂肪肝、糖尿病、大腸がんなどの深刻な病気に進行する可能性が高まります。
さらに、腸内環境の悪化は心の健康にも深い影響を与えます。
セロトニンという幸せホルモンは、気分を安定させ、リラックスさせる役割を果たしますが、その材料は腸から送られてきます。
腸内環境の乱れによりセロトニンの産生が低下すると、ストレスやうつ病、無気力などの精神的な問題が引き起こされる可能性があります。
さらに、腸内環境は老化にも影響を与えます。研究によれば、腸内細菌の多様性が高いほど、老化の進行が遅くなる傾向があるそうです。
小腸の終わりから大腸にかけての腸の壁一面に腸内細菌がびっしりと種類別に分布しています。これを顕微鏡で見たときに、まるでお花畑のように見えることから、腸内フローラと呼ばれています。
腸内細菌は、食物の発酵や栄養素の生成、免疫機能の調整など多様な役割を果たし、約1000種類、約100兆個、重さにして約1から2キログラムもの腸内細菌が私たちの腸の中に存在し、そのバランスが健康を維持するために重要です。
腸内細菌のバランスは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の比率で決まり、善玉菌は体に良い働きをする物質を生成し、悪玉菌は発癌物質や毒素を生成し、日和見菌はその時々で役割を変えます。
※理想的なバランスは、善玉菌が悪玉菌の2倍、日和見菌がそれらの7倍と言われています。
そして、腸内細菌は、食物繊維などの消化できないものを発酵させ、短鎖脂肪酸などの物質を生成します。
これらの物質は、健康効果があり、体に良い影響を与えます。また、ビタミン類やアンチエイジング成分、抗酸化物質なども腸内細菌によって生成されます。
こうしてみると、腸内細菌は、単なる腸の居候ではありませんね。その存在は、私たちの健康維持に不可欠であり、腸内環境を整えることは、私たちの心身の健康や老化に直結しています。よって、バランスの取れた食生活や適切な生活習慣を心がけることが重要です。
この腸ですが、妊活においては、女性の身体の健康が非常に重要にも関わらず、腸の役割は見落とされがちです。
それは、腸は私たちの栄養素の吸収に深く関与していますが、健康な腸内環境は、体内の栄養素のバランスを整え、ホルモンバランスや免疫機能の正常な働きを支えます。
これにより、女性の生殖システムが正常に機能し、妊娠を促進する可能性が高まり、よって、腸内細菌のバランスが妊活にも影響を与えます。
健康なバランスの腸内細菌は、体内の炎症を抑制し、ホルモンバランスを整え、免疫機能を向上させます。
これにより、卵巣の正常な機能をサポートし、妊娠しやすい体を作ります。
さらに、妊活に大敵といわれるストレスや精神的な不安は妊活に悪影響を与えることが知られていますが、腸と脳は深く結びついています。(腸脳相関)
腸はセロトニンという幸せホルモンの産生に関与しており、腸内環境の乱れは精神的な不調を引き起こす可能性があるからです。
そのため、健康な腸内環境を維持することは、ストレスや不安を軽減し、妊娠に有利な状態を作ることにつながります。
だから、妊活中は、健康な栄養豊富な食生活やストレス管理、適度な運動などで腸の健康をサポートすることが重要です。
詳しくは、施術の時に聞いてくださいね(^^)/
ということで、
今日も楽しく健やかに参りましょう(^^♪
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